特別講演会を終えて

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何かをオーガナイズしたり，リーダーシップを取ったりすると，例外なく一人反省会を行う訳だが，それは置いておいて気になったこと．

  1. 今回のシンポジウムは席が壇上近くから埋まるという，参加者の意識の高いシンポジウムであった．参加者の皆さんのおかげで成功裏に終えられたとおもう．
  2. その一方で気になったこと．

今回は400人規模で申し込みのある講演会だった．平日の昼間ということもあり，相当数の直前キャンセルが出るものと見込んでいたが，
キャンセルのメールを送ってきた人は極少数だった．
そのかわり，実際に会場に来た人は申込者の8割強．
社会人から費用を取っているとはいえ，それはほぼ実費＋学生を無料にする為の分で，むしろ足が出る事を直前まで心配する程度の額．
商用で行っているセミナーならキャンセル料が発生するが，今回のように好意で行っているセミナーではキャンセル料は発生させていない．
このように，手弁当＋持ち出し覚悟でやっている（と入場料から，少なくともセミナーを企画した事がある人は分かるだろう）
セミナーに対し，キャンセルの連絡も入れないで参加しないというのは，必要資料は全員分＋αを用意しているわけだし，
やはり非常識であると認識して頂きたいと思った．
（因に，今回は手伝ってくれた学生達は完全ボランティアで，バイト代も払えていない状況である．）
セミナーはオーガナイザーだけでなく，参加者を含めて創るものなのだ．
セミナーが開催された後でも良いので，参加できなかった場合には，
「所用で参加できずに申し訳ない」と一報入れる方が良いと，個人的には考える．

因に，今回とは別に，完全に手弁当のセミナー（多くても50人規模で毎月1度程度開催していた）を手伝わせて頂いていた事があったが，
このときは，出席しないでかつ，キャンセルの連絡が無い人は，ブラックリストに載せて，受付しないようにしていた．
これは相当強硬な主催者の例だが，そのような措置を取る可能性があることも，認識して欲しいと思った．