競争的研究,網羅的研究
ここ数日,現状の仕事(かならずしも研究だけではない)の状況と照らし合わせて,いろいろ考えさせられる文章に出会うことが多かった.感想を書こうとすると,賛同の意見,反対意見と共に,愚痴の様なものが口をついて(キーボードをついて)出てくるので,リンクだけにします.
- BTJ 990号の中辻 憲夫先生の文章「The Opinion:優れたメンターが優れた研究者を育てる」 (掲載されていないので,申し込みのリンクだけhttp://passport.nikkeibp.co.jp/bizmail/btjh/index.html )
- 堀田先生のブログ. 「機構長になって驚いたこと その四」 http://www.rois.ac.jp/blog05.html (トップページは http://www.rois.ac.jp/blog.html)
- ブログと言いながら,RSSを吐いているわけではない
- 中村桂子先生が朝日新聞に寄稿した記事(タンパク3000の批判的記事)のまとめと,意見
- 生命科学プロジェクトの目的は明確か?@Science Portal http://scienceportal.jp/news/review/0705/0705171.html
- 今日の朝日新聞朝刊の中村桂子さんの「私の視点」について@WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログ http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50339835.html
- このブログにトラックバックする形で色々意見が出ています
- 元木一朗さんと中村桂子さんのやりとり@5号館のつぶやき http://shinka3.exblog.jp/6143320
- プロジェクト研究について@大隅典子の仙台通信 http://nosumi.exblog.jp/5463106
- 和田先生(前理研GSC所長)の反論 http://scienceportal.jp/news/review/0705/0705171.html
- (追記: 5/26) Science Communication Blogさんに,まとめが出ていました.http://blog.so-net.ne.jp/kagaku/2007-05-26
個人的には,タンパク3000の成否という点は,まだ決まらないと思う.大規模なデータの観測結果を,現状は「既存の知識」というフィルタを持って見る限り,新しいことが予想以上に無かったという事だけで,実は「既存の知識」を取り除いたら,今までの常識を覆す内容があるかもしれないのだ.
既存のフィルタを取り外して,バイアスの無い,まっさらな目で見る事が計算機の役目かもしれないなぁ.
きっと,今解析したタンパクの構造から,生命の持つ第1原理に近づく研究は,スタート地点に過ぎない状況だろう.
あ,リンクだけのつもりだったのに.